高瀬川の清らかな流れに過去の出来事が浮かび上がる


高瀬川の清らかな流れに過去の出来事が浮かび上がる

今回は、京都の繁華街を流れる高瀬川を、二条から四条まで
散策してきましたので、それについて書いてみます。

高瀬川は、江戸時代に開かれた物流用の運河ですが、今は市
民の憩いの場として親しまれています。

まずは一之船入の近くの橋からスタートです。

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しばらく川沿いに歩いて行くと、御池通の手前には立て看板
があり、佐久間象山と大村益次郎がこの辺りで襲われたとい
う場所がありました。江戸末期と明治初期に事件が発生した
ようですが、この大きな木がその歴史的事件を見ていたかと
思うと、妙に気持ちが昂ります。

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御池通を横切っていくと、また立て看板があって、その辺りか
ら西の河原町通までが、加賀藩邸があった場所なのです。
加賀藩は江戸時代の外様最大の二万七千石の大名で、代々
前田家が藩主で、文化的にも京都と加賀を結びつける大きな
役割を果たしました。そんな加賀藩邸を、タイムマシンに乗っ
て実際のその日常の模様を見てみたい雰囲気に駆り立てられ
ました。

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そこから三条通まではすぐそこですが、その通りの手前には、
リバーサイドにテーブルがある店が見えてきました。その店は
「ピッツァ サルヴァトーレ クオモ アンド グリル」で、本格的なイ
タリアンをカジュアルに楽しめるお店なのです。

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前からその席で座ってみたいなって思っているのですが、今
度こそ入ってみて、イタリアンを楽しんで、このブログに載せ
てみたいと思います。

ここから三条通を越えて行くと、最初の通りが龍馬通なので
す。伏見にも々名前の通りがあるのですが、こちらは酢屋と
いう店があり、坂本龍馬が2階に身を隠していたようです。そ
のことからこの通り名が付いたようです。

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更に進むと、川の右側には小学校があり、ここが日本映画発
祥の地です。明治30年(1897年)に実業家の稲畑勝太郎が
日本で初めて映画の試写実験に成功した場所なのです。ここ
から日本の国民娯楽に成長していったのです。京都が映画の
発祥の地とは全く知りませんでした。

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ここから今回の終着の四条通の手前まで来たところに、居酒
屋でしょうか、壁の部分に力強い漫画が描かれていました。
朝まで営業と書かれていますが、酒好きにとってはたまらなく
嬉しい限りですね(笑)。

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そこから橋を越えると、川のすぐそばに休憩場のようなところ
があり、静かに流れる高瀬川をゆっくり臨めます。ホッと出来
る空間です。

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そして最後に、四条通まで出て、東には南座の雄姿が拝めま
した。

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高瀬川は、今も京都市民に活力を与える清らかな流れになっ
ていました♪




一之船入は高瀬川を臨む歴史のある入江


一之船入は高瀬川を臨む歴史のある入江

今回は、河原町押小路から東に入ったところでランチを食べた
あとに、木屋町通まで出てみました。

木屋町の手前には高瀬川がありますが、その一角にある入江
のようなところは「一之船入」と呼ばれていて、その昔は荷物の
積み下ろしや船の方向を転換する場所だったのです。

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このような入江が、ここの二条から四条までの間に9箇所もあ
ったそうですが、今はこの場所のみが残っているだけです。

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高瀬川は、江戸初期の豪商の住倉了以・素庵父子が慶長十九
年(1614年)頃に開いた物流用の運河で、二条あたりをスター
ト地点として、伏見まで通じていたのです。

今は、その辺りには「一之船入」という名前の橋があります。

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この川は水深が浅くて、このため底が平らな高瀬舟という船が
行き来して、そこから川の名前が付いたのです。

最盛期には、百数十艘が行き交い、伏見を経由して大阪等へ
物資を運んで、京都の経済の発展の一端を担いました。

確かに実際に橋から高瀬川を見ると、深さがそんなにも深くな
く、そんなにたくさんの船が行き来していたとは信じられない静
けさで、今も水だけが静かに流れています。

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そんな高瀬川の近くには、大きな石の碑があり、その面影を感
じることが出来ます。

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時の流れの中に飲み込まれて、その役目を終えたこの一之船
入も、目を閉じると人・舟・荷物が今も甦って、往時の活気のあ
る光景が想像出来る気がします。



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