松尾大社の重森美鈴作庭の庭園は見事






先週、嵐山へ行った時に、渡月橋の近くのバス停から、
バスに乗って、京都最古の神社の松尾大社へ行ってき
ました。

特に行きたかった理由は、この神社の松風苑に、昭和
を代表する作庭家の、重森美鈴の作った三つの庭があ
り、それを見たかったからです。

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境内に入って、まず本殿でお参りをしてから、右に行く
と社務所があり、そこで庭園の拝観料500円を払って、
中へ入ります。

廊下の下をくぐっていくと、最初の庭の「曲水の庭」に出
ます。この庭は、王朝文化が華やかなりし時に、平安貴
族が慣れ親しんだ、雅優の場を表現したものです。

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曲水の流れの中に、洲浜や石橋、それに石組を配して、
優雅さを醸し出しています。その後ろには築山があり、
そびえ立つ山を表現した石組と、それをつないでいるサ
ツキの刈り込みの緑が、とても美しいコントラストをなし
ています。とても落ち着きのある庭なのです。

そこから廊下を上がって宝物館を見てから、今来た廊
下の下をくぐると、今度は「上古の庭」が見えてきました。

この庭は、松尾大社背後の山中にある、巨岩等に神霊
が宿るといわれて、そこで祭祀が営まれていた、磐座
(いわくら)という場所を模して作られたものです。

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上の奥の中央に鎮座する巨岩は、ご祭神の男女二柱を
表しているもので、何か神々しい凛とした空気が漂って
いる気がします。

最後の庭は、神社入口の客殿を降りた所にある「蓬莱の
庭」です。

この庭は、不老不死の仙界の意味の蓬莱の島から名前
を取ったもので、鎌倉時代の回遊式庭園の手法を取り入
れています。

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岩の間の滝水が、鶴形の池に入り、点在している多くの
石の島の間を、水がゆるやかに流れていきます。

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ここは、周囲を回遊することが出来て、角度を変えて見
てみると、全く違った景色が浮かび上がり、飽きることの
ない情景に、心がとても和みます。

この三庭は、私のお勧めの庭園です♪

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松尾大社

京都市西京区嵐山宮町
JR京都駅から市バス28番、京都バス73番で
「松尾大社前」下車、阪急嵐山線で「松尾」下車
Tel:075-871-5016
8:30〜16:00(松風苑)

大河内山荘は傳次郎が生涯を賭けた理想の別荘






9月の3連休の中、晴れたこともあって、久し振りに嵐山を楽しんでき
ました。地下鉄東西線で太秦天神川へ行き、そこから嵐電で嵐山まで
行きました。

嵐山では色々と歩き回ったのですが、今回は時代劇俳優の大河内傳
次郎が別荘として造り上げた「大河内山荘」を紹介します。

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嵐電嵐山駅から、竹林の道を通って、野宮神社まで行きます。そこか
ら左折をして、更に情緒ある竹林が続いている中を歩いていきます。
突き当たりに来て、すぐそばに山荘の入口があり、そこで抹茶付きの
料金として、千円を払って中に入ります。

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坂を少し上がって右の方に行くと、お茶席のある建物があって、まず
抹茶をいただくことにしました。室内の窓から竹林を見ることが出来
て、とても優雅なひとときを過ごします。何かホッとする空間です。

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そこから石の段を上がって、門から中に入っていくと、別荘としては別
格のような「大乗閣」と名付けられた建物が目に飛び込んできます。

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日本の良き伝統様式を取り入れた建物で、とても素晴らしいものです。
また、その前には庭が広がっていて、統一感のある景色が楽しめます。

更にここからは遠く、比叡山や京都市内が一望出来て、何とも贅沢な
光景、配置となっています。

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この山荘は、大河内傳次郎が34才の時から造営を始めて、64才で
亡くなるまでの30年間にわたって、大金をつぎ込んで作り上げたも
のなのです。どうしてこの様な山荘を作りたかったのかは、定かでは
ありませんが、本人の美の追求の果てに出来上がった、最高の別荘
なのです。

しかし30年の長きにわたり、よくお金も続き、そしてよく根気も続いた
ものだと、本当に感心します。私でしたら、一年も続かないうちに取
り止めている、というよりも基本的にお金が続かないでしょうね(笑)

そんな事を考えながら、ここから続く散策の道を進んでいきます。少
し開けたところに、持仏堂という山荘造りのスタート地点で、本人が
よく座禅を組んだと言われる建物がありました。

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そこから更に進んで、木々が綺麗な場所があり、皆さん、この光景を
カメラに収めようと、盛んにシャッターを押している姿がありました。

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木々を見ながら、ゆっくりとそこを抜けていくと、滴水庵という茶室に
出ます。さわやかな風が通って、そこでしばし休憩です。

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そこから坂を上がっていくと、眼下に保津川を眺め、向こうの山の中
腹には、千光寺を見ることが出来て、とても壮観な景色なのです。こ
の自然の風景を楽しんだあと、道を下っていくと、大河内傳次郎資料
館があり、当たり役の丹下左膳の姿を見ることが出来るのです。

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この山荘に入ると、傳次郎がいかに工夫をして、木々や庭、それに建
物の配置を考えたのかが、若干ながら読み取れるような気がします。

皆さんも一度、このスケールの大きい山荘を、訪れてみてはいかがで
しょうか♪

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大河内山荘

京都市右京区嵯峨小倉山田淵山町
嵐電嵐山駅から徒歩15分
Tel:075-872-2233
9:00〜17:00
無休
きっかけ問わずに「出会い」たい!
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