並河靖之七宝記念館は七宝と庭が楽しめる落ち着きの場所






今日は、平安神宮近くにある京都府立図書館に、5冊借りた
本を返しに行きました。地下鉄東西線の東山駅から歩いて行
って、本を返してから、白川沿いにいつもの様に歩いて、穏や
かな気持ちになりました。

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二つ目の橋の所から左に入ると、100年以上前の京町屋の
建物が目に飛び込んできます。そうなんです。期間限定で9
月末までの開催で「京の夏の旅」の実施中の、並河靖之七宝
記念館なのです。よく通っている所なのですが、今回初めて
入りました。

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入口で600円を払って、中に入ります。まずは第一展示室
からですが、写真撮影は庭以外は禁止ですので、後で買っ
たリーフレットから紹介します。

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並河靖之が追及した、有線七宝という技法を用いた花瓶や壷、
香炉や皿と、色々展示されていますが、どれも繊細であでや
かで、素晴らしいものばかりです。

第二展示室は旧工房にありますが、こちらも色々のものが展
示されており、本当に感動するものばかりです。

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旧窯場を見てから外に出ると、何と100坪もある庭が見事な
のです。この庭は、七代目小川冶兵衛(屋号:植冶)の作庭で、
七宝の研磨のために引かれたという水は、植冶が初めて琵琶
湖疏水を取り込んだものです。

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のんびり池を見たり、庭の中の景石や燈籠を見ていると、ま
さに時代が元に戻った様な気分にさせてくれる庭なのです。

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庭のすぐそばに、洋間と和室があり、ここで係の方が説明を
和室でしてくれます。私はその説明に遅れて、和室に入らず
説明の最後の方で、外から洋間に何となく行ったのですが、
入ってはいけない所に更に踏み込んでしまって、皆さんに説
明中の係の人から「そこは入らないでください」と言われて、
10人くらい皆さんの前で恥をかいた次第でした(笑)

この敷地で、よく並河靖之は世界的にも認められる七宝の数
々を作り続けたものだと、つくづく感じました。

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皆さんも、この記念館に行けば、庭も含めてその素晴らしさ
が分かると思いますので、行ってみてはいかかでしょうか♪

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並河靖之七宝記念館

京都市東山区三条通北浦白川筋東入堀池町
京都市営地下鉄東西線「東山」駅下車1番出口 徒歩3分
Tel:075-752-3277
10:00〜16:30
休館日:
月曜・木曜(祝日の場合は翌日に振替)
夏季・冬季・展示替期間

龍源院は圧倒的なパワーで人生の真理を表現する庭あり






今回は、大徳寺の塔頭の3番目の寺院として、龍源院を
紹介します。

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初めて行くお寺でしたが、結果的には中に4つの庭があ
って、とても贅沢な気分になりました。そんな庭を中心
に書いてみたいと思います。

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[方丈南側の一枝担(いっしだん)の庭]
左側に大きな円の苔山が亀島、右手前の石組が鶴島、そ
して右奥には、仙人の住む不老長寿の吉祥の島を表わす
蓬莱山を配して、それらを砂の大海原が取り囲んで、他に
邪魔するものがなく、非常にすっきりとした、大胆で独創的
な雰囲気を醸し出しています。

この景色を見ながら座っていると「Simple is best」という
心持ちで、特に悩みがある訳ではないのですが、何か心が
晴々としました。

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[方丈北側の竜吟庭]
大海原を表わす杉苔の中に、中央に高く突き出た、世界
の中心を意味する須弥山と、その前にある円い板石が対
峙して、理想(須弥山)に一歩でも近づきたいという意味が
あるようで、庭の持つ圧倒的なパワーに押され気味でした。

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[方丈東側の東滴壷という壷庭]
竜吟庭から続く廊下の所に、ひっそりと壷庭がありまし
た。東滴壷と言って、日本で最も小さい庭なのですが、
何かを感じさせてくれる、心で観る深みのある庭なので
す。光の加減によって、刻々と変化する庭は、飽きるこ
とのない光のマジックショーなのです。

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[書院南軒先にある阿吽(あうん)の石庭]
右に阿の石、左に吽の石を配しています。説明書を見る
と、阿吽とは吸う息と吐く息の意味で、天と地、陰と陽、
男と女、等の一つを切り離すことが出来ない宇宙の真理
を、そのままに表現しているそうです。

庭の前に椅子があって、ゆっくりと座っていて、ふと考え
ました。自分には阿と吽のどちらがあうんでしょうか(笑)
そして、この二つの石はこんなに離れているので、ひょっ
として夜に近くに来てあうんではないかと(笑)

失礼しました。こんなに素晴らしい庭を前に、こんな事を
考えるなんてと、反省もしました。

いずれにしてもこのお寺は、四つの庭が独立して、各々
特徴を持っているので、時間に余裕を持ってゆったりと
眺めて、静かな京都を味わってみてはいかがでしょうか♪
きっかけ問わずに「出会い」たい!
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